「自己肯定」より「自己受容」
「自己肯定」とは、自分の価値観や存在意義を
肯定できる感情を意味します。
自分にポジティブで(ImOk)でよいと思う
人が多いとおもいます!!
しかし、他者からの承認欲求を満たそとする傾向が高くなり
ますので、自己中心的な行動と自己への執着をする傾向も
あります。そのためには、自己受容をする事が大切になります。
幸福とは=(-1)辛い×(-1)不幸
マイナス×マイナス=プラス
算数は、-2 × -2= -4
数学は、(-2)×(-2)=+4
数学では、マイナスにマイナスを
かけると、プラスになります!
この現象は、人生でも起きる!
例えば、マラソン
辛い(-1)×苦しい(-1)=(+)ゴールできた達成感(幸)
けがをする(-1)×入院する(-1)=(+)健康の価値が向上(幸)
幸福とは=(-1)辛い×(-1)不幸
「幸せ」と「不幸」は共存している!
「不幸」を経験して、初めて「幸せ」を実感できます。
不幸を感じている人は幸せになるチャンスを持っています。
(-1)辛い時に×(+1)無理に前向き=-1
(-1)辛い時に×(-1)現状を受け止める=+1
算数での受け止め方を”肯定的意図”
をもって数学に変えてみる!!
自虐PR=マイナス×マイナス
マイナスな現状を肯定的意図で見方を変えてみる!
(-)人気がない×(-)人が少ない=(+)待ち時間ほぼゼロ!
待ち時間がないところ(プラス面)をアピールできます!
肯定的意図/ポジティブ・リフレーミング
のポイントを知る!!
例えば、優柔不断でダメな人間です!の場合
マイナス面は、のろまで、遅い
プラスの面は、物事を慎重に考えられる人
プラスの見方にフレームを変える!!
メンタル・モチベーション=マイナス×マイナス
ポジティブ(+1)×増やす(+1)=+1
ポジティブ(+1)×減らす(-1)=-1
ネガティブ(-1)×増やす(+1)=-1
ネガティブ(-1)×減らす(-1)=+1
※無理にポジティブな考を増やさない!
肯定的意図を見つける!
習慣(性格/人格)=マイナス×マイナス
できる(+1)×行動を増やす(+1)=+1
できる(+1)×行動を減らす(-1)=-1
したくない(-1)×気持ちを増やす(+1)=-1
したくない(-1)×気持ちを減らす(-1)=+1
※無理にできる行動を増やさない!
したくない事でも、できることは取り組む
一般社団法人メンタル心理マイスター協会HP
子育て&人材育成
行動をほめるのではなく存在をほめる
道徳的行動(行動を叱り、存在をほめる)
心理学者ジョアン・グルーセック提唱
道徳的行動(行動を叱り、存在をほめる)
心理学者ジョアン・グルーセック(実験)
ビー玉で遊んでいる子どもたち何人かにお願いして、
友だちにビー玉を分けてもらいました。
Aチームの子どもには
「君は良い事をした。素晴らしい事だ。人の役に立つ事をした」と行動をほめる
Bチームの子どもには
「君は友だちを喜ばせた。素晴らしい子だ。人の役に立てる子だ」と人柄をほめる
2週間後、Aチームのうち10%がBチームのうち45%が入院をしている
子どもを元気づけるためのプレゼントをした。
つまり人柄をほめると、道徳的なおこないを増やしてくれる。
行動をほめるのではなく存在をほめるとは?
「素晴らしい事をしましたね」と行動をほめるより
「あなたは、素晴らしいですね」と存在に結びつ
けてほめた方が、意識の深いところに届きます。
人格否定せず行動を叱る
叱るときに「何やってるの」「そんなこともできないの」と人格否定
して叱るより「やり方を変えて次は、こうしてみよう」と行動や環境
と結びつけて叱る方が行動を直してくれやすいです。
※行動を叱り、存在をほめることで、モチベーションを上げさせる上で重要です。
アサーションお勧め
(行動を叱り行動変容のお願いする)
例えば<起きた出来事>にたいしてアサーション(行動を叱り行動変容のお願いする)
★待ち合わせ時間に遅れて、約束を守れないあなたは、最低!普通は守るはず!
ポイント(人格否定して叱らない、他者と比較して叱らない)
<アサーションDESC法の仕方>伝え方スキル
D(事実を伝える)・・・・・・時間に遅れて、来ることで
E(自分の気持ちを伝える)・・私は、何かあったのかと心配したよ。(I(私)メッセージ)
S(提案やお願いをする)・・・次回から時間に遅れる時には連絡してもらえる?
C(結果を示唆する)・・・・・そうしてもらえると、助かります。
相手を変えるのではなく
自分(伝え方)を変える!
相手の行動を良いとか悪いとかの評価を下さず、自分の気持ちを率直に表現するだけで、それによって相手の行動が変わろうとなかろうと問題にしません。自分の気持ちを語っている分は、相手は傷つかないものなのです。
『怒る』と『叱る』の違い
×『怒る』⇒相手に自分の感情をぶつけ相手の行動を止める=いっこうに改善しない!
○『叱る』⇒相手に成長・ビジョン・気づきの機会を与える=自己成長のキッカケとなる!
「叱る」時には、「自分の怒りを静める」ことが大切
相手はミスをしたことは十分承知していますので、感情的に「なぜ同じ失敗をするの」と指摘しても相手は「そんなこと言われなくても分かっているよ」と逆に腹を立てます。まず感情的にならず、相手の状況を「受け入れる」ことです。いつも同じミスをすることを理解した上で、「どうした、君らしくないミスだね」、「ミスした原因は何だと思う?」、「同じミスをして欲しくないと私は思うのだが、どうすればミスをなくすことができるかな?」などと言えば、相手は問題を受け入れ「集中力がたりなかった」などミスに対する原因を考え、改めることができます。
正しく「叱る」ポイントは、「人」と「事」を分けて、
人を攻撃せず、事柄を改善することです。
そのためのアプローチ法として、I(私)メッセージで話すように心がけます。ミスに対して、「私はこう思うんだけど、あなたはどう思う?」などと、相手に答えを求められる話し方をすると、「どうだろう?」と考えることができ、「あ、そうか!」と原因に気づくことができます。
Iメッセージで話す。
「私はこう思うんだけど、あなたはどう思う?」
「同じミスをして欲しくないと私は思うのだが、
どうすればミスをなくすことができるかな?」
NG!(×)「○○君は、あんなミスをしないよ」
他人と比較しないこと!(人格を否定しない)
NG!(×)「君がミスしたことで残業になったよ」
人を攻撃せず、事柄を改善すること!
効果的に励ますためのコツ!
・可能性を引き出す!「君ならできると私は思う」
・やる気を引き出す!「思い切ってやってみよう」
・見方やとらえ方を変える!「あと10分もある」
・繋がり感を高める!「いつも見ているからね」
・安心感を持たせる「私がフォローするから、君は、おもいっきりやっていいよ」
最近ニュースなので、指導者の暴力などが取り上げられていますが、
感情的な指導では、選手の能力が伸びず、恐怖だけを植え付けるだけで、
なにも改善されないと私は、思います。
感情的になって怒ってしまうと思う人は、しっかり叱れる人になってみませんか?
一般社団法人メンタル心理マイスター協会HP
やる気の心理(内発的動機づけ 外発的動機づけ)
やる気とは?心理学では「達成動機」と言います。
心理学者マレーは「達成動機とは、難しいことを成し遂げること。障害を克服し、高い水準に達すること。他人と競合し他人をしのぐこと。才能をうまく使って自尊心を高めること」つまり、難しいことも高い水準を目指して自分の力でやり遂げることです。
やる気はどこから湧いてくるのか?
やる気には2種類の領域の動機づけが存在します。
<内発的動機づけ>
例えば、社員のやる気を高める場合「新規事業を任せて刺激を与えるなど」
「実行しようとしている事に対してやる気や興味を持ち行動を起こす」
のが内発的動機づけ
<外発的動機づけ>
例えば、社員のやる気を高める場合「給料を増やす。ボーナスを奮発するなど」
「実行するに見合う報酬(賞、お金など)や罰によって行動を規定しようとする」
のが外発的動機づけ
内発的動機づけと外発的動機づけ
の2つのバランスが大切!!
例えば、勉強しない子供にたいして「叱ったり」「ほめたり」「報酬」を与えたり、外の働きかけによってやる気を引き出す外発的動機づけは一時的に効力を発揮しますが、報酬がないと以前よりやる気が出ないです。子供は「勉強しなかったら怒られる」と仕方なく勉強をしているのは、親を安心させるために、見せかけのやる気で、本当のやる気ではないので長続きしません。やる気を出し続けるには内発的動機づけと外発的動機づけが合わさることです。
外発的動機づけに大切な要素
アメとムチ理論です。叱るにしてもほめるにしても、相手の自尊感情(人格や欠点などを否定することなく自分を好ましいと思う感情)に気を配ることが大切です。
子供の自尊感情を育むのは、親の温かい態度
叱る時も、真剣に愛情を持って何が悪いか説明をして、しっかり叱ることです。ほめる時も、同じように理由を説明してほめることです。叱るだけでは子供は受動的になり、ほめるだけでは慢心につながります。自分は価値ある存在であるという自尊心が自信をつけさせ、物事に積極的に取り組めるのです。
期待を持って接すること
親や教師によって子供の成績が向上する心理効果ピグマリオン効果(教師期待効果)です。心理学者のローゼンサールとジャコブソンが教師の抱く生徒への期待を実験的に調査した結果、伸びるはずだと先生が期待していた生徒の成績は、約半年後には他の生徒に比べて高くなる傾向が示されました。同じ成績結果でも先生が「あなたはできるのだから、頑張りなさい」と暖かい励ましを受けた生徒の方が「あなたは頭が悪い、やっても無駄だ」と言われていた生徒よりも優秀な成績を収めたというわけです。
内発的動機づけに大切な要素
勉強して学ぶことや人間関係の大切さ、社会的ルールの意味などを知ることで、自ら内発的な好奇心や探求心を起こす。また自分で課題や目標を設定して、達成しようとすることです。楽しいから、やりがいを感じるからやっているなど外側からの動機づけを必要としない状態です。
内発的動機づけに大切な3要素
①自己決定感
(自分で主体的に決めたことをやっているという自覚を持つ)
②他社受容感
(他者理解、自分の立場だけでなく、相手の立場になって考えられる視点を持つ)
③交流感
(自分は周囲の人と親しくかかわる。自分は周囲の人から受容されている。と思う気持ち)
やる気が出ない、継続できないという時には、その動機が外発的動機づけなのか?それとも内発的動機づけなのか?というのをチェックすることです。
<チェック方法として>
「その事は、頼まれなくてもやりたい事ですか?」
「その事は、お金を払ってでもやりたい事ですか?」
自分の外側からやってくるものではなく、自分の内側から湧き上がってくる興味や意欲が「やる気」や「継続」の元になります。外発的動機づけが影響を及ぼし内発的動機づけとなる場合もあります。やる気を長続きさせるためには、外発的動機づけ内発的動機づけのどちらも持ち合わせることが大切です。
人間の基本的欲求=自己決定理論
「関係性」「有能感」「自律性」の3つの欲求
➀「自律性」自ら行動を選び、主体的に動きたい(内発的動機)
②「有能感」必要な知識を学び成長する為に行動をする(自尊的欲求)
③「関係性」他者とく結びつき尊重し合う関係を作る欲求(社会的欲求)
この3つの欲求が満たされると、人は目の前の行動自体に
楽しさ・やりがいを感じポジティブな心理状態になる。
※心理学では“フロー状態”とよび行動そのものを楽しむ心理状態です。
フロー状態のときに脳は活性化しミスは減り、
記憶力・学習能力・思考力がアップする。
一般社団法人メンタル心理マイスター協会HP
抑うつ状態の改善に役立つ首尾一貫感覚
~メンタル強化 ストレス対処(コーピング)~
首尾一貫感覚(SOC)(しゅびいっかんかんかく)
SOCとは「Sence of conherence」の略で
日本語に訳すと「首尾一貫感覚」と呼ぶ
首尾一貫感覚の提唱者
アーロン・アントノフスキー博士
1970年代にイスラエルで、ナチスの強制
収用所に収容されて過酷な環境を生き抜
き生還した経験を持つ更年期女性の調査
をして、その3割に当たる人が心身ともに、
健康であったことに注目し1987年に健康を
保持増進させる一つの要因として博士は、
首尾一貫感覚を提唱する!
”SOCは3つの要素から成り立つ”
➀「有意味感」・・・どんなことにも何らかの意味を見出せる感覚。
仕事や日々の生活、すべての物事に意味ややりがいを感じる
②「把握可能感」・・混乱した状況でも先をある程度見通せる感覚。
自分の置かれている状況がわかると感じる(今の現状を感じとる)
③「処理可能感」・・なんとかなる、自分は大丈夫という感覚。
「自分ならなんとか切り抜けられる」「やっていける」と感じる
この3つの要素を高めれば、自身のメンタルが
向上して、ストレスに打ち勝つことができます。
”折れない心は、環境のなかでつくられ、何歳からでも高めていけます”
一般社団法人メンタル心理マイスター協会HP
仕事に対するモチベーション(やる気)
やりたいことは(偶然)できることは(必然)やりたい
ことは、時代によって変わります。
例えば、「YouTuber」は、今の時代だからなれますが、2004年代に「YouTuber」は、
存在しませんので偶然的です。よって、できることは、必然的と言えます。
(哲学者:九鬼周造)すべては、偶然に支配されている
(心理学者:ユング)シンクロニシティ (曖昧さ回避)
「偶然の一致、偶然なんだけど、起こるべくして起こった」
全ての出会いは必然で偶然ではない『必然的な偶然性』
好きな(したい)仕事=成功(幸せ)とは限らない
Aが成功(幸せ)かもしれないが、Bの方が成功した(幸せな)人が多い!
Aは誰もが、したい、なりたいと人気の仕事ですから競争
が激しいので成功率の可能性は意外に低いです。
悲観的からの脱出法
できるけど→したくない(感情的)悲観主義
したくないけど→できることをする(意志の力)楽観主義
悲観的からの脱出法は→意志の力に変換する
したくない(仕事)をする為にどのように考えれば良いか?
できるから→やりたいことをする(外発的)他者比較
やりたいから→できるようにする(内発的)理想の自分との比較
他者比較や承認欲求(外発的)を捨てて→理想の自分との比較(内発的)に変換
承認欲求をどうしても得たい人!!
したくないけどできることをする(意志の力)楽観主義
になることで承認欲求が満たされます。
人に認めてもらえることで嫌な仕事でも満足できます。
したくないけど、できることをすると人から感謝さる。
一般社団法人メンタル心理マイスター協会HP
諦らめるとは?
諦めるということは、どこか悲観的な意味を感じ
ますが実はとても前向きで生産的な行動です。
「諦らめる」という言葉が持つ意味は
「明らかに見極める」ことです。
「諦」と言う漢字は、もともと仏教用語で「真理を悟る」
「道理を明らかにする」と言った意味で使用されている
物事の本質を見極めれば
つまらない事に執着しない
生きていく上で、こだわりが、あることは、とても良いことです。
しかし、何かを手放せない状態は、こだわりではなく自分に執着
しています。執着すると、そこから苦しさや不満が生まれます。
「こうであるべき」「こうしなければならない」という執着が、それ
以外の出来ごとを全て問題にして悩んでいるということです。
悩み苦しみは、この執着です。
自分にとって本当に大事なものを「見極める」
「自分は自分でしかないんだ」ということを受け止めること。
今のありのままの自分と目の前に起こる状況も全て受け
入れて自己否定をしない。つまり自己受容することです。
一般社団法人メンタル心理マイスター協会HP